【FF16】ストーリーのテーマが結局何だったのか見えてこないな…

ストーリーのテーマが結局何だったのか見えてこないな
キャッチコピーで「その正義は誰を救うのか」と言うなら人間同士のドロドロした正義のぶつかり合いを最後まで描くべきだった
アルテマは単なる身勝手なおっさんだったし、最終的にクライヴ頑張れ〜の、勧善懲悪になってしまうのがなんとも…

テーマに一貫性を感じなかった、ちょこっとずつ色々描こうとして全部中途半端

あるいは人間があらかじめ定められた自ら運命を切り拓いていくストーリー、で最初から統一するとか。
最初はドロドロ人間戦記モノの雰囲気だったわけだし、まとまりに欠ける話だったなーと

フーゴとババアは自分の意思らしきもの感じたから比較的まともに見えたな
ムービィ太郎とマネキンヒロインおばさんは特にひどい

フーゴはもう少し突き抜けてたほうが良かったとは思うが、ちゃんとキャラの感情出てるだけ全然マシな方だな

んー
ドラマや映画見てて、キャラクターが感情を発露してるだけで共感できたって記憶はないな
そのキャラクターが何を思い何のために生きてるかが分かって、だからそういうことをしてるのかって腑に落ちたときに初めて、共感を覚える
どんな悪党のどんな悪業でも、一定の同情が生まれて共感になる
正義と正義のぶつかり合う劇ってそういうことじゃないかな
どっちに肩入れするとかじゃなくて、視聴者は劇の全体を覗き見してる神の視点だから両方の事情通として共感する楽しさがある

これがFF16にはいちいち欠けてるんだ

クライヴは戦闘狂で天下無双を目指していて、マザクリ破壊すれば全てのドミナントとも闘えると気づいてテロを開始するで良かったよ
ジルは静かにイかれててクライヴ全肯定で地獄までついていくキャラに変更
アルテマをぶち殺していくところまで行った後は、国を復興した弟が征伐にきて最後の最後に情が残ってて隙を見せて弟に殺される
米津海岸でEND
ダークファンタジーならこれでいいよ